シロアリを発見したらどうすればいい?初動対応と業者選びの手順

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シロアリ
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業者・費用

シロアリを発見したらどうすればいい?初動対応と業者選びの手順
放置するほど被害が広がる理由と正しい対処の流れ

即調査
発見後は早めに専門家へ

10〜30万
一般的な駆除費用目安

床下・壁内
被害は見えない場所が中心

相見積もり
複数社比較が鉄則

シロアリは発見時点で既に床下・壁内に広範囲の被害が進んでいることが多い。慌てず、しかし素早く正しい手順で対処することが重要です。

床下点検口から白い虫を発見した、窓枠の近くにおがくずのような粉が落ちている、フローリングを踏んだらふかふかする——こうした状況に気づいてパニックになる方は少なくありません。シロアリは発見した時点で既に木材の内部がかなりの範囲で食べられているケースが多く、放置すればするほど被害と修繕費用が膨らみます

本記事では、シロアリを発見したときの正しい初動対応、クロアリとの見分け方、被害の確認ポイント、業者の選び方と費用の目安、そして自分では対処できない理由について詳しく解説します。

この記事を読むと分かること

シロアリ発見直後にすべき初動対応の手順

シロアリとクロアリ(羽アリ)を見分ける方法

被害の深刻度を判断するポイント

駆除費用の目安と信頼できる業者の選び方

目次

シロアリを発見したら:まず落ち着いて初動対応

やってはいけないこと

シロアリを見つけた瞬間、市販の殺虫スプレーをかけてしまう方がいます。しかしこれは逆効果です。スプレーのニオイや成分がシロアリに警戒シグナルを与え、巣の個体が別の場所に逃げ散って被害がさらに広がる可能性があります。また、見えている数匹を駆除しても、巣には数十万〜数百万匹の個体がいることもあり、根本解決にはなりません。

発見直後にやってはいけないこと

・市販の殺虫スプレーをかける(逃散・被害拡大のリスク)

・発見した木材を自分で補修・撤去する(被害範囲の確認ができなくなる)

・1社のみの見積もりで即決する(相場確認なしの過大請求リスク)

・そのまま放置する(被害は確実に拡大する)

発見後の正しい初動手順

1

写真・動画を撮影する

発見場所・個体の様子・周辺の木材の状態をスマートフォンで撮影しておきます。業者への説明や被害範囲の確認に役立ちます。

2

クロアリとの判別を確認する

羽アリが飛んでいる場合、クロアリの羽アリと混同しやすいです。後述の見分け方で確認し、シロアリと断定できなくても調査を依頼することをおすすめします。

3

複数の専門業者に連絡・調査依頼

2〜3社に見積もりを依頼します。調査自体は無料の業者が多いです。訪問調査では床下・基礎周辺・木部を専用の器具でチェックしてもらいます。

4

見積もりを比較して依頼先を決める

金額だけでなく、工法・保証内容・アフターフォローを比較して選びます。著しく安い業者や即日契約を迫る業者には注意が必要です。

シロアリとクロアリの見分け方

春から初夏(4〜6月)にかけて大量の羽アリが発生した場合、シロアリとクロアリを混同してしまうケースが多くあります。見分け方のポイントは3点です。

特徴 シロアリ(羽アリ) クロアリ(羽アリ)
体の形 寸胴型(くびれなし) 腰がくびれている
翅の大きさ 前後4枚がほぼ同じ大きさ 前翅が後翅より大きい
白〜薄茶色(暗褐色の種も) 黒色
触角 念珠状(球が連なる形) くの字型に折れている
飛ぶ時期 4〜6月(種類により異なる) 5〜8月(種類による)

判断に迷う場合は、写真を撮って業者に送るだけで判別してもらえます。「シロアリかどうか分からないが確認してほしい」と伝えれば、多くの業者が無料で確認・調査に対応しています。

シロアリ被害の深刻度を判断するポイント

家の中で確認できるサイン

シロアリ被害は木材の内部から進行するため、外から見えた段階では既にかなりの範囲が食べられているケースがほとんどです。以下のサインが複数ある場合、被害が進んでいる可能性が高いです。

⚠ 要注意のサイン

・フローリングや畳がふかふかする

・床を踏むとブカブカたわむ

・木製の柱・壁をたたくと空洞音がする

・窓枠・ドア枠が歪んで開閉しにくい

📌 見落としやすいサイン

・おがくず・砂粒状の糞が落ちている

・泥状の「蟻道(ぎどう)」が柱・基礎に

・春〜夏に羽アリが室内に大量発生

・湿気の多い場所・雨漏り箇所の近く

特に「蟻道(ぎどう)」はシロアリの存在を示す強力なサインです。シロアリは光や乾燥を嫌うため、泥や糞を使って自分たちのトンネル(蟻道)を作りながら移動します。基礎コンクリートの表面や柱の根元に泥状の筋が付いていたら、シロアリ被害の可能性が非常に高いです。

被害が深刻なケースのサイン

フローリングや畳を踏んだときに「ミシミシ」ではなく「ドスッ」と沈む感触がある場合、または柱を強く押したときに指が沈むほど柔らかくなっている場合は、木材の強度がかなり低下しています。こうした状態になると駆除だけでなく木材の交換・補修も必要になり、費用が大幅に増えます。こうした状態にある場合は特に早急な業者依頼が必要です。

シロアリ駆除の方法と費用の目安

主な駆除工法の比較

工法 費用目安(30坪) 特徴
バリア工法
(薬剤散布)
10万〜20万円 床下に液体薬剤を散布。即効性が高く、短期間で処理できる。保証は5年程度が多い
ベイト工法
(毒餌設置)
15万〜30万円 地中に毒餌を設置し巣ごと根絶。薬剤を床下に散布しないため安全性が高い。効果が出るまで数か月かかる
テント燻蒸
(一棟丸ごと)
30万〜50万円〜 建物全体をテントで覆いガスで燻蒸。壁内・屋根裏まで効果が及ぶ。数日間退去が必要

一般的な被害ではバリア工法が最もコストパフォーマンスに優れています。ベイト工法は薬剤への不安がある家庭(小さな子ども・ペットがいる等)に向いていますが、巣の根絶に時間がかかる点があります。業者と相談して自宅の状況に合った工法を選んでください。

なお、駆除費用とは別に木材の交換・補修費用が発生する場合があります。被害が広範囲に及んでいる場合は駆除と同時に補修の見積もりも取ることをおすすめします。

信頼できるシロアリ駆除業者の選び方

確認すべき3つのポイント

シロアリ駆除業者の中には、必要以上の工事を勧めたり、根拠のない高額請求をする悪質業者も存在します。以下の3点で業者の信頼性を確認してください。

信頼できる業者を選ぶ確認ポイント

公益社団法人日本しろあり対策協会(JTCA)の登録業者か確認する。JTCAは技術・資材の品質基準を設けており、登録業者は一定水準の信頼性があります(公式サイトで検索可能)

施工後の保証期間と内容を書面で確認する。保証なし・口頭のみの業者は避ける

2〜3社に相見積もりを依頼して費用と内容を比較する。1社だけで即決しない

悪質業者のサインを見分ける

注意すべき業者のパターン

・訪問で「今すぐ駆除しないと倒壊する」などと煽る

・調査当日に契約を迫る(翌日以降でも被害は急増しない)

・見積書の内訳が不明確で、合計金額しか提示されない

・「特別価格で今日だけ」などの限定セールスを使う

不安を感じたら、その場でサインせず「他社の見積もりも確認してから決める」と伝えてください。信頼できる業者であれば、相見積もりを取ることを否定しません。

シロアリ被害は火災保険・住宅保証で補償される?

多くの方が気になる保険・保証についてまとめます。

火災保険は一般的にシロアリ被害を補償の対象外としています。火災保険は「突発的な事故」を対象とするため、経年劣化・害虫被害は除外されるケースがほとんどです。加入している保険の約款を確認してください。

住宅瑕疵担保保険(新築10年保証)は構造耐力上主要な部分の欠陥を対象とし、シロアリ被害を直接補償するものではありません。ただし、シロアリ被害が原因で基礎・柱などに構造的な問題が生じた場合は相談の余地があります。

過去に業者による施工保証がある場合は、保証期間内であれば無償で再施工してもらえることがあります。前回の駆除業者から保証書を受け取っているか確認してみてください。

シロアリ被害が心配な方・発見した方へ

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よくある質問

Q. 1匹だけ見つけた場合でも業者に頼む必要がある?

シロアリは集団で生活するため、1匹見つかったということはその周辺に多数の個体がいる可能性があります。特に羽アリを1匹室内で発見した場合、近くに巣がある可能性が高いです。1匹でも見かけたら調査を依頼することをおすすめします。調査自体は無料の業者が多いです。

Q. マンションでもシロアリ被害は起こる?

RC造(鉄筋コンクリート)のマンションでは構造材への被害は少ないですが、木製フローリング・窓枠・収納の内部などに被害が及ぶケースがあります。1階や低層階では地中から侵入するリスクがあります。被害が疑われる場合は管理組合・管理会社に相談してください。

Q. シロアリ駆除後も定期点検は必要?

はい、必要です。薬剤の効果は一般的に5年程度で低下するため、5年ごとの再施工が推奨されています。また施工後1〜2年以内に定期点検を行う業者も多く、保証期間内に再発した場合は無償対応してもらえるケースがほとんどです。

まとめ

シロアリを発見したときの正しい対応は「市販品を使わず、すぐに写真を撮って複数の専門業者に調査を依頼する」ことです。発見時点で既に床下や壁内に広範囲の被害が進んでいるケースが多く、放置するほど修繕費用は増えます。

駆除費用の目安は30坪の一戸建てで10万〜30万円程度(工法による)。相見積もりを取り、公益社団法人日本しろあり対策協会(JTCA)登録業者から選ぶことで信頼性を担保できます。悪質業者の「今日中に決めないと」という煽りには冷静に「他社も確認する」と対応してください。駆除後は5年をめどに定期点検・再施工を行うことで長期的な被害を防げます。

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