モグラ駆除を自分でやる方法!捕獲トラップの使い方から忌避剤まで完全ガイド
モグラは法律上、自力での駆除が認められています。しかし「どのトラップを買えばいいか」「どこに仕掛けるか」「捕まえた後どうするか」など、実際に取り組もうとすると分からないことが多いものです。この記事では、モグラを自分で駆除するための具体的な方法を、準備から後処理まで一通り解説します。
- モグラ駆除は自分でできるか(法律上の確認)
- 捕獲トラップの種類と選び方
- トラップの設置場所・設置方法の手順
- 捕まえた後の処理方法
- 忌避剤・物理バリアとの組み合わせ方
- 自力対応が難しい場合の判断基準
モグラ駆除は自分でできる?法律上の確認
結論から言えば、モグラは自分での駆除が認められています。イタチやハクビシンは鳥獣保護管理法で保護されており無許可での捕獲は禁止されていますが、モグラ(ニホンモグラ・コウベモグラなど)は同法の捕獲許可が不要な「有害鳥獣」ではなく、農作物への実害がある場合に自衛手段として駆除・捕獲することが認められています。
- 捕獲トラップ(モグラ捕り)の設置
- 忌避剤の散布・設置
- 振動杭・超音波機器の設置
- 物理的な防獣ネットの埋設
- 捕獲後の処分(安楽死含む)
- 農薬・毒物の使用(農薬取締法に注意)
- 隣地への無断設置
- 公道・公共地への設置
- 他の動物を傷つける可能性のある方法
捕獲トラップの種類と選び方
市販のモグラ捕りにはいくつかの種類があります。使いやすさ・効果・コストを比較して選んでください。
プラスチック製の筒状トラップで、トンネルに差し込んで設置します。モグラが通り抜けようとするとバネが作動して捕獲する仕組みです。「もぐら捕り器」「タレット式トラップ」などの商品名で販売されています。設置が簡単で取り扱いやすく、捕獲後も直接触らずに処理できるのがメリットです。価格は1個1,500〜3,000円程度。
トンネルに埋め込んで使うはさみ型(クランプ型)のトラップです。捕獲率が高い一方、設置時にバネを踏んでしまうリスクや、取り扱いに慣れが必要な点がデメリットです。農家や専門家が多く使用するタイプです。価格は1個2,000〜5,000円程度。
モグラを生かしたまま捕獲する籠型トラップです。捕獲後にモグラを離れた場所に放す場合に使用します。ただしモグラは捕獲・移動のストレスや縄張りの喪失で短期間で死亡することが多く、また遠ざけた先でも農地に被害が出る可能性があるため、あまり現実的な方法ではありません。
捕獲トラップの設置手順
トラップの設置場所と設置方法が、捕獲率を大きく左右します。以下の手順を参考にしてください。
モグラ塚や盛り上がりを足で踏んで潰し、翌日確認します。再び盛り上がった場所が現在使用中のトンネルです。新鮮なトンネル(土が柔らかく、においがある)を見つけることが重要です。古いトンネルや使われていないルートにトラップを仕掛けても捕獲できません。
使用中と確認できたトンネルを、スコップや棒でトラップが入る大きさに掘り開けます。できるだけトンネルの形を崩さないよう、必要最小限の穴を開けてください。
筒型トラップはトンネルの方向に合わせて差し込みます。トンネルの両端(左右)から通れるよう、トラップの両口が開いた状態にします。モグラはどちら側からも通るため、両方向に捕獲できるよう設置してください。
モグラは光を嫌います。設置箇所をベニヤ板・石・土で覆って暗くすることで、警戒心を減らし入りやすくします。隙間から光が入るとモグラが通らなくなります。
モグラは1日に3〜4回程度、エサを求めてトンネルを往来します。捕獲後は時間が経つと死亡するため、毎日朝夕に確認・回収してください。捕獲できなかった場合も設置場所を変えながら継続します。
捕獲後の処理方法
モグラを捕獲した後の処理は、多くの方が迷うポイントです。主な方法を解説します。
バケツに水を張り、筒型トラップごと沈める方法です。直接触れずに処理でき、比較的一般的な方法です。処理後はビニール袋に入れて可燃ごみとして出せる自治体が多いですが、事前にお住まいの自治体のルールを確認してください。
自宅の庭の深い場所(30cm以上)に埋める方法です。分解されて土に返るため環境的な方法ですが、犬や他の動物が掘り返さないよう深く埋める必要があります。
ビニール袋に二重に入れて可燃ごみとして出す方法。自治体によって対応が異なるため、事前に確認することを推奨します。においが漏れないよう密封してください。
忌避剤と組み合わせて効果を高める
トラップだけでは庭全体のモグラを根絶することは難しいため、忌避剤と組み合わせることで効果が大幅に上がります。
- 庭全体にヒマシ油を散布(週1〜2回)してミミズを追い出し、エサを減らす
- 振動杭を複数設置(4〜6m間隔)して庭全体を不快な環境にする
- アクティブなトンネルにトラップを設置して、残留個体を捕獲する
- 捕獲が落ち着いたら防獣ネットを埋設して再侵入を防ぐ
- 2週間以上トラップを仕掛けても全く捕獲できない
- 庭が広く(50坪以上)、複数のモグラが生息している
- 家庭菜園・芝生への被害が深刻で早急な解決が必要
- 高齢者や体力的に庭仕事が難しい世帯
- トラップの設置・管理・後処理が心理的・体力的に負担
これらのケースでは専門業者への依頼が効率的です。
